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製図道具シリーズ6 ~青焼き~
田中です
久しぶりの『製図道具シリーズ』6回目は『青焼き』で、主にトレーシングペーパーに書かれた図を特定の機械で複製する事を言い、
建築業界では原図を青焼きされた図面の事を青焼き図などと呼びます。(呼びました。)
厳密には製図道具ではなく、製図された図面(原図)を配布なり製本用などに印刷する事で
図面を青焼きする、青焼きして~!・・・てな具合に言いました
見れば、あ~はいはい!!という人は多く・・・あって欲しい
コチラ→
こんな図面に印刷するマシーン(コピー機と言えば通じる?)は
↓コチラ
正式にはジアゾ複写機というらしく(昔散々使ったのに知らなかった)
当時は低コストで等倍精度が高く(そうだったのね)
設置面積が少ない上、改ざんができないなどの利点から(確かにA2コピー機より断然小さい)
A1以上のサイズの図面を複写する際に良く用いられていたそうです(A1コピー機なんて高すぎて持ってるのは印刷屋位でしょうね。。。)
ジアゾ複写機は昭和30年前半に普及タイプの青焼きマシンが本格的に商品化し
2007年に製造終了したものの、
消耗品となるジアゾ感光紙や現像液などの販売はしばらく続け、
とうとう販売終了となったのは2016年3月(H28年)、半世紀以上も続く長い製品だったそうです。
焼き方(コピーの仕方)は
トレーシングペーパー等の原図に、
黒い袋に入っている感光紙を重ね(片面が黄緑色した紙です)
上のマシーンの写真にありますブルーのラインのあたりから入れます
と、マシーンの中では光を当て、感光紙は日焼けをする感じで光があたった部分と線などで遮られた部分ができ(マスクの形通りに肌が日焼けをする様に)
そこに薬剤を浴びて
青くなった複製の図面と原図はそれぞれ別の場所から出てきます
1枚しか焼けません
10枚図面があり、一部コピーを取りたいときは
上の作業を10回繰り返します
この写真の様な私達が使っていたものは、現在のオフィスのコピー機の様な原稿送り装置もなく、感光紙をどーんと入れておけるトレイもなく、(感光したら使い物にならない。トレイがあるマシーンは印刷屋ならあったのかも知れません。。。?)
A1又はA2の図面を、ただひたすら1枚、1枚 重ねながら焼きます(コピーします)
製本は5冊分ね~など言われようものなら、結構な作業量です
私の1990~1998年頃の思い出話でした。
現在2021年。。。おおっ 早30年ですか。アラサーならぬアラフィフでございます
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