STAFF BLOG
スタッフブログ
製図道具シリーズ4 ~製図器セットと烏口~
2021.03.01
#スタッフブログ
設計 田中です
復活しました『製図道具シリーズ』4回目は製図器セットと烏口です
社会人になって実務で手書きの図面を書いている時はせいぜいコンパス位で、その他を実際使う事はなかったのですが
こちら↓(画像のセットは比較的シンプルなもので、まさにこんな感じのを買いました)
コンパス大・小、分度器(画像にはないですが同梱されていました)、烏口が入ったセットです
コンパスは鉛筆の芯とシャープペンシル(左上)の両方を取り換えて使えます
左下寄りにある丸いものは、コンパスの針で紙を傷めない様に紙の上の円の中心にしたいところにおいてコンパスの針の方を置きくるっと円を描きます
製図用のコンパスは確か伸び縮みした気がします。
ケースに入った状態は一番短い状態
右側下から2段目は、コンパスではなく先端は両方とも針です
何かの距離や間隔を針先でとり、同じ距離(間隔)を別の場所に針先でマークができます
デバイダーという代物で、私が検索すると建築製図というより海図やレタリングでの使い方が出てきました
ご興味のある方はどうぞ検索してみて下さい
私の場合、使いこなす程使う機会もなく学生時代の授業は終わりました
最後に右下、初めて見る方もいらしゃるでしょう。烏口です
烏口(からすぐち)は、製図やトレース、レタリングなどに用いられる、均一な太さの線をひくための描画用具です。名前のとおり、カラスのくちばしの様な形をしており、2枚の金属製の刃の間にインクを注入して使用します。この刃の隙間に、毛細管現象によってインクが含まれる構造になっています。
インクを注入する際は、烏口を直にインク壷や皿に入れるのではなく、例えばインクを含ませた細い筆や、スポイトなどを烏口の刃の内側に軽くあてるなどします。
烏口には、刃の隙間の幅を締めたり、広げるためのネジが付いています。2枚の刃の間隔を調節することで、描こうとする線の太さを自由に変えることができます。線幅が一本ごとに決まっている製図ペンとは、この点で大きく違っています。また、水で溶いた絵の具やポスターカラーなどもインクと同様に使用できるので、烏口が一本あれば、線幅だけでなく、さまざまな色の線を描くことができます。うまく使えるようになるまでは、熟練が必要といわれていますが、慣れると、非常にシャープで美しい線がひけるようになります。
残念ながら、こちらもうまく使えるまでには至らず
授業の課題の為に使いましたが
結局ロットリングペン(もっとラクに細い線が書ける文房具)で課題は提出したような・・・
今の建築を学ぶ学生さんは使うのでしょうかね???
今度、若い設計スタッフに聞いてみます
ショールーム「えころの森」が気になる方は、
ぜひ一度遊びにきてください!
Webからのご予約をオススメしています♪
※当ブログの画像の保存やコピーはご遠慮願います。